思えば1年前、オバマ大統領の就任式を前に華やいだムードで年が明け、新ヤンキースタジアムのオープンなどのイベントが続いた2009年に比べると、今年のニューヨークはずいぶん違う新年です。かといって、静かな年明けというわけでもありません。
まず、新年の最高気温がほぼ連日±0度を超えないという記録的な寒波には、寒さに慣れている私たちニューヨーカーもびっくり。一方で、氷も溶けるほど市民が“カーッ”と熱くなったのは、クリスマスに起こったデトロイト行き航空機のテロ未遂とそれに続く一連の事件です。
それ以来、金属探知機やボディチェックでも発見できなかった爆発物を見つけるために、今後はX線フルボディスキャナーによる透視ボディチェックを義務づけるということに。。。つまり、検査官に裸を見られるのと同じ!と、プライバシーを重んじる市民は喧々囂々。それでも安全には代えられないということで、今年中に300台のスキャナーが全米の空港に設置される事になりました。ただでさえ運行の遅れが問題になっているニューヨーク周辺の空港では、既にこれまで以上の遅延に加え、セキュリティチェックでの長い行列が現実になっているようです。ニューヨークに来るみなさんはご覚悟のほどを!

それにしてもいったいどこまでやれば万全なのか?
不安は消えることはありませんが、テロそのものに対してニューヨーク市民がビクビクしたりイラだっているわけでもありません。911以来、相当打たれ強くなっていますからね。
さてさて、マンハッタンの街に出れば、クリスマスのイルミネーションも片付けられ、すっきりと普段の顔を取り戻した街並に、セールの看板が目立ちます。
“70%OFF”というディープなディスカウントでトクをしているのは、ホリデーシーズンでお金を使い果たしたニューヨーカーではなく、シーズンオフを利用して海外からやってきたツーリストたちのようですね。