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2001年9月11日(September,11)、9年前のこの日、全世界に衝撃的な映像が流れた。ニューヨーク、マンハッタンの先端にあったワールドトレードセンター(WTC)が、テロにより倒壊した。約3000人の命を奪い、世界中の多くの人の生活も大きく変えてしまった出来事だ。アメリカ経済の象徴のような2本の巨大なビルが粉々に崩落したあの時、歴史の流れが大きく蛇行した瞬間だったと言える。 倒壊したWTCの跡地は「グラウンド・ゼロ」と呼ばれ、まだ再開発の途中だ。来年で倒壊から10年が経つ今、ニューヨークはどのようになっているのか、現地からレポートする
現在、「新ワールドトレードセンター」の建設現場は、高い壁に囲まれて中の様子はほとんど分からない。その壁には完成後をイメージさせる画像がプリントされ、その上にはクレーンや建設中の建物の壁面などが見えている。フェンスの隙間から中を覗き込んで写真を撮っているのは観光客たち。ここは外せない観光スポットでもある。観光バスも多くやってくる。1 WORLD TRADE CENTER(=ワールドトレードセンター1番地 通称:フリーダム・タワー)は、102階建てのうち現在36階まで出来ており、完成は2013年になる予定。なお、この1 WORLD TRADE CENTERは、アメリカ独立の1776年にちなんで1776フィート(541メートル)の高さとなる設計で、完成すると米国で最も高いビルとなる
The National September 11 Memorial and Museum(国立9.11記念ミュージアム)の2つの滝の土台部分は、ほぼ完成している。地下7階のミュージアムの建設も順調に進んでいる。このミュ潤Eジアムは、10周年の来年2011年9月11日にオープン予定。
2010年9月1日、400本のオークが植樹された。
同9月7日、グラウンド・ゼロのシンボルの一つとなった「焼け残った数本の柱」が、この地に戻って来た。これらの柱はミュージアムの入り口部分に設置される予定である。
2010年は9.11が訪れる前から、「グラウンド・ゼロ」というキーワードが注目されていた。というのも、グラウンド・ゼロのすぐ近く、2ブロックほどしか離れていない場所にイスラム教の礼拝堂であるモスクを含む「イスラム・コミュニティーセンター」の建設計画が、数カ月前から物議を醸しだし、8月にオバマ大統領が計画の支持を表明するなど、想像以上の論争に発展している。
反対意見は、「イスラム過激派によるテロ被害の象徴となっているグラウンド・ゼロの近くにモスクを建てるなんて、遺族や一部の市民の感情を逆撫でしている!」というものだ。一方で、「テロ事件は一部の過激派による間違った行為だったのであって、イスラム教が全て悪いのではない。信教の自由を遵守すべきである。」とする意見も多く、国を分けての大論争になっていた。 ここ数年、ニューヨーカーは「9.11テロ」という事件を身近に感じながらも、普通の毎日を送っているが、この9年間でニューヨーク、そしてアメリカはいったいどう変わったのか?グラウンド・ゼロの近くで市民の声をキャッチした。