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R.NY流 オトナの定義 第2回 2010/04/27
R.NY流 オトナの定義 永井 博 後編 僕と絵とアメリカ
(掲載日時 2010年04月27日 18時30分)
「R.NY流 オトナの定義」では、「カッコいいオトナとはどういうことなのか」のヒントを得るために、 各界の著名人に「ライフスタイルのこだわり」「ニューヨーク体験」などについて語って頂きます。
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本編(後編)では、永井氏とファッション、音楽、そして数々の出会いについて語って頂きました。懐かしいあの頃が今に続いている、そんなエピソードの数々です。

永井 博流ファッションスタイル
R.NY) 永井さんのファッションヒストリー、
こだわりを教えてください

永井)上京当時、日本にはファッション雑誌なんてなくてね。おじさんのデザイン会社で働いていた訳だけど、そこによくヨーロッパ帰りの人がいて。そんな人達をみて、海外のファッションを取り入れた。パリでウエスタンシャツが流行っていると聞くと、調布の米軍キャンプの前にあったお店に行って同じようなシャツを買ったり。ヨーロッパでアロハが流行っていると聞くと、新橋の外国人向けの土産モノ屋で和柄のアロハを買ったりしていた。

とにかく、1960年代後半はロングヘアーでサイケデリック・ファッション。黄緑色のコーデュロイの上下のスーツだったり、花柄の丸襟のシャツだったり。そんな感じの格好をしてた。

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ちなみに徳島から出てきたときはオールアイビ?。上から下まで“VAN”。でも、東京ではもうアイビーが流行ってなかったりして、、、コンチネンタルって、ヨーロッパスタイルになっていた。そうこうしてるうちに、サイケデリックが流行ってきて。で、そのあとグラムロックのスタイルになっていったみたいな。Tレックスとか、かなり影響受けたね。で、NYでは「シャナナ」(笑)

R.NY)めちゃくちゃ影響受けやすいですよね(笑)

永井)そう、そう、そう(笑)
そういえばその頃、ニューヨークでデニムの古着ショップをダウンタウンで見つけたけど、今では超高価なヴィンテージのリーバイスが山積み。1本1ドルで売っていたよ。あれ、買っとけば良かった!(笑)

Tレックス)イギリスのグラムロック・バンド。デビューは1968年。その頃はフォークロック・グループとして活躍。その後、新メンバーを加えエレキギターも導入してサウンドも変化。70年に名前をTレックス(旧名はティラノザウルス・レックス)に変え、デビッドボウイとともにグラムロック・ブームを作り出し、ヒット曲を生み出す。
1973年に来日、武道館公演も行っている。その後、グラムロックの衰退とともに人気を失うが、リーダーのマーク ボランは再起をかけてパンク・ロックの方向性を見いだす。しかし、1977年に交通事故死。伝説となる。

R.NY)ニューヨークには73年の後はいつ行きましたか?

永井)最初の滞在から7・8年後かな。1981年くらい?今度は挿絵の仕事で。キャッシュで500万円くらいもって、アメリカ横断取材旅行。当時は東京にもあまり旅行代理店がなくてね。すし職人を海外に派遣する会社でチケットを買ったんだ(笑)。確かこの時はニューヨークからアメリカ横断に出発したんだよ。

その頃は、バーニーズ(BARNEYS NEW YORK)がまだ17丁目あたりにあって、そこにも服を買いによく行った。実はメトロポリタン美術館のカフェで、モデルっぽいオシャレな店員に聞いたらバーニーズがいいよって教えてくれたんだ。

このニューヨーク滞在の時は、アフロっぽい髪でカーキのつなぎにヴェルサーチの革ジャンというスタイル。その格好だと地下鉄の中でもガラの悪いストリートギャングさえビビって近寄って来なかったね(笑)。 NYもまだまだ危ない時代だったけど。バスとかも偉そうに乗ってると隣のヤンキーがひるんでたもんね。

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R.NY)80年代の思い出は?

永井)色々やったなぁ。ディスコクイーンの審査委員長とか(笑)。でも、80年代は忙しすぎて、いろんな記憶が途切れているんだよね。ロンバケ(A LONG VACATION ※前編参照)なんかもあったしね。

R.NY)では、永井さんの80年代ファッションの思い出は?

永井)80年代の最初の方はヴェルサーチだね。でもそのうち何だかヴェルサーチは変な方向にウケてきちゃったからやめちゃった。80年代中頃、ジャワカレーのCMでハワイに行ったら今度はハワイに目覚めちゃってね。ファッションもギャップ(GAP)やバナリパ(BANANA REPUBLIC)とか、カジュアル系に向かっていった。ハワイでは、今はなき「リバティハウス」で買い物をしていたよ。ラルフローレンもハワイに行ってはいっぱい買っていた。そうだ!ベネトンも人気があったね。パタゴニアにもいち早く注目していたよ。海外の服がいいなって思うのは、例えばTシャツひとつでもアメリカ製のTシャツは味わいが独特なんだよね。今もそうだけど、あのザラッとした感じがなんかいいんだ!
それにNYのファッションってトラッドというか、ちょっとクラシカルなところが残ってるのがすばらしい!ラルフローレンとかもそうだけど、何年も前の服を今着てても変じゃない。長く着られる。そういうとこが、僕がアメリカの服を心から愛する理由。新しいモノにも幾らでも合わせられるからね。イタリアものはファッションにエッジが効き過ぎてるから、時間が立つとなんかズレてきて全然着られなくなるけど、NYファッションは長く着ることが出来る、それがいいね!

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